こんにちは!港区のホームページ制作会社HIHITIの代表の奥井です。
台風がきましたね。相談役の橋本が台風なので、リモートで自宅からお仕事するとの連絡がきて、コロナのおかげで「台風でも会社に出社しなければいけない」という常識がもはや常識ではなくなっている様な気がします。
ビジネスの正解では常識が常に移り変わっていくとよく言われますよね。
常識にまつわる私の好きな名言があります。
「常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションだ。」
かの有名な天才物理学者、アルベルト・アインシュタインの言葉です。考えさせられる名言ですね。
では、今日はIT業界の常識の一つ「要件定義」についてお話したいと思います。
お客様が満足のいく金額で最高のクオリティを保ったホームページを作成するコツの一つとして大事な要素なので、エンジニアの人は必ず知っておいた方がいいですよ!
要件定義とは
要件定義とは、お客様やユーザーの要求や満たすべき性能などを明確にしていく作業のことです。ことITにおける要件定義とは、システムやソフトウェア開発において、実装する機能を整理し、業務上のフローやシナリオと照らし合わせて認識の齟齬がないことを確認する作業のことです。
ホームページ制作の値段って何で決まる?
ホームページ制作の金額は大きく分けて下記要素で金額や見積もりが出ますよね。
- ページ数
- コンテンツ数
- 機能数
あくまでざっくりの話ですけど、上にあげた3つの要素で金額が決まるかと思います。
さて、ここで大事なのは大抵の場合、ホームページってこの金額がぱちっと決まる商品ではないんですよね。
よくあるのは、ホームページを作成していく途中でお客様から「あ、ここのページにこういうチラシ入れたい」「ここの機能ってもっとこうできないの?」「ここの会社、こういうページあるんだけどうちも作れるかな?」といった様に次々とお客様から追加要件が出てくることが多いです。
そう言ったものをすべて引き受けると、確実に作業時間に対しての最初の見積もりが見合わなくなってしまいますよね。
では、しかしお客様からしても最初に20万円でホームページ作ってくれるはずだったのに40万円とは何事だ!となってしまいます。
そんな時に効力を発揮するのが「要件定義」という作業です。
要件定義で何をすればいいの?
要件定義って実は簡単な様で難しい作業なのです。具体的な作業としては「最初のヒアリングの段階でお客様から「何をどこまで作るのか」を明確にする」ことです。
その際にありがちなのが、
- 検索ページ:検索できること
- お問合せページ:お問合せフォームがあること
といういった様に要件を決めることです。
しかしこれでは正直全く意味がありません!要件定義したつもりになって終わってしまいます。
このまま作業を進めるとどうなるか想像できますか?
作成後、納品前にお客様に
「検索ページなんだけどさ、物件の名前だけじゃなくて、地域名でも検索できる様にして欲しい。あとお問合せフォームは、相手が法人だった場合会社名を入力するカラムが表示される様にして欲しい」
なんて頼まれちゃいます!
簡単な様で地味に時間のかかる実装ですよね。
HIHITIが要件定義をするとしたらこの様になります。
- 検索ページ:検索項目にて明記した項目で検索できること
- お問合せページ:お問合せ入力にて明記した項目を入力するカラムがあること
検索項目
・物件名
・地域
・1ヶ月の賃貸料金
お問合せ入力
・お名前
・メールアドレス
・会社名
・お問合せ概要
・お問合せ内容
この様に、どういう機能なのか、どういうページなのかだけでなく、どこまで作り込むのか。までを詳細に打ち合わせしておくことで後から追加要件が発生した際に正当に料金を請求することができます。
ホームページ制作によくある、要件が膨らみすぎて金額が見合わなくなる。
お客様が金額に納得できなくて案件自体なくなるといった様なケースがなくなります。最初にやることをしっかり洗い出して、正当な見積もりを算出して、お客様に納得していただいた上で作成することが、しっかりしたクオリティをお客様の満足のいく金額でホームページを作成することができるのです。
以上、本日は要件定義の大事さと、そのやり方について語らせていただきました。